私論想論

たかが一票、されど一票・・・

言い尽くされた表現ではあるが選挙の度に思う言葉。選挙の直前になると彼方此方で不祥事が露呈する。足の引っ張り合いの如くに。そんな事じゃなく選びたいと思う。 その場しのぎのとってつけたような政策ばかりが目立つマニフェスト。どの政党も将来この国が…

みんなのものはだれのもの・・・

いつも行く図書館、そこにル・コルビュジェの作品集があった。全8巻の作品集は今では絶版になっていて古書で出るとそれなりの値段がついている。何度か借りてみたことがある。 しばらく前からその本を見ない。あった場所はごっそりと抜けている。貸し出し中…

建築観論

今朝のテレビ朝日はスーパーモーニング、税金のムダ使いを糾弾するコーナー。今回のテーマはバブル期に作られた通称ハコ物。地方が国税を使い無理をして建てた建築が今になってそのツケに苦しんでいるという内容。ヤリ玉に挙がった建物に見覚え。秋田の体育…

伝え方いろいろ

新建築社のWEBサイトにNTTドコモがクライアントとなったコンペの映像作品がUPされていた。 ケータイ空間というテーマでのコンペだった。最優秀賞には賞金の他にその案の映像化が副賞として用意されていた。ワタシ的にはこの副賞に興味を持っていた。当然賞…

42回目の抱負・・・

今日で42回目。今思えばあっという間。特にここ数年は加速度が増している。もたもたしてるヒマはない。とにかくやりたいことは山のよう。いかに実現させていくかが今年のテーマ。アタマの中から外に出して形にしたい。 そんなこと今年も考えながら友に囲まれ…

気をつかうと言うこと

電車でデイバッグを邪魔に感じることがある。だから自分が背負っているときは後ろに気をつかう。 今日、図書館でデイバッグを背負ったまま本棚の前で本を探している人がいた。後ろを通ろうとしても知らん顔。二度目は「すみません」と声をかけても。その本棚…

仏教、それも禅づいてる最近

大仙院の話や今日の仏像の絵、最近仏教づいている気がする。仏教はキライじゃない。禅は興味がある。大仙院では座禅も組んだ。座禅はなかなか良い。不眠症のワタシが座禅を組むとすぐ寝付ける。心が落ち着くからだろうか。 始めて大仙院に行ったとき、和尚の…

今年のキーワードその2

先日、京都は大徳寺大仙院の和尚の話を書いた。大仙院にはもう一つ気になる言葉がある。 気は長く 心は丸く 腹立てず 人は大きく 己小さく この言葉を絵文字で短冊に記してあった。確か達磨さんの言葉だと聞いた覚えがある。長く伸びた「気」に丸まった「心…

今年のキャッチフレーズ

その昔、「2001年宇宙の旅」を見て21世紀の世界を夢見たものですがその21世紀もこれで6年目。さてさて・・・ そんな今年のキャッチフレーズは 「何とかなるさ、それも一つ上に」。 今まで何とかなった、というか何とかしてきたところのレベルを一段上げてみ…

迷創年録

いよいよ2005年も今日一日、大晦日。hwtnvさんの所でも書いた「年録」をまとめてみよう。 1月 大学の不良債権化していたレポート課題と卒業制作最終提出に追われにUPUPしていた頃。 2月 生誕41周年。時の流れに加速感を覚える。ブログ「迷創我流」スタート…

無心ということ

京都は大徳寺、大仙院で座禅を組む。頭の中を空っぽにと和尚に言われるもすぐに邪念が入り込む。座禅が終わってお茶を出してもらい和尚から「そんなすぐ出来るかっ!」と言われた。何故頭を空っぽにするのか。和尚は「余計なこと考えるから何も出来なくなる…

時の流れ

得体の知れない、それでいて確実にその存在を感じる時間。「今」はあっという間に「さっき」になり過去として過ぎ去っていく。そして「今」がうつりかわっていく。 子供の頃、東京コミックショーのネタが大好きだった。「レッドスネーク、カモーン!」という…

責任は何処へ・・・

巷で話題の構造計算の偽造。当の建築士は業者側の圧力を言い出した。 想像はついていたがこうなると言った言わないで責任の盥回しになるだろう。 安く作って利益を上げる。商売なら当然のことだろう。 住宅ではどうなのだろう。ちゃんと作れば高くなる。高い…

手の延長

デスクの上にリモコンが溢れかえっている。テレビにビデオにエアコンに・・・ テレビもCS、BSそれぞれ別にあるしビデオもデッキの数だけリモコンがある。リモコンにもいろんな機能がついてよくわからん。使う機能なんてたかが知れているのに意味不明な高…

インタビュー論

取材という仕事は人から話を聞きその人を描き出すこと。質問の善し悪しが取材の善し悪しを決めると言っても良い。 今回の取材では建築家へのインタビューが多いのだが相手の話の内容によってこちらも質問の内容が変わってくる。面白い話であれば続く質問もあ…

気になる視聴率

総選挙、行くつもりだったのだが予備校の面接のため間に合わず。家に帰ってテレビをつけると自民党の圧勝ペース。赤坂の放送局ではついこの間まで汐留にいたK氏がキャスター。前回の総選挙では六本木で速報をやっていた。 私も前回はその六本木で中継に出て…

現代の美

昨夜の美学話の続きを少々。toraさんから現代人の美意識についてコメントをいただいた。 現代の多様性はとどまるところを知らない。それは美意識にも影響を与えているのだろう。その多様性こそが趣味と言われる部分。ポール・ヴィリリオの言うところの光の速…

美の基準とは・・・

先日、kuroneko1122さんのところでコメントしてきた話題。人はなぜ同じものを美しいと感じるのだろう。美の基準はいつ、どこで育まれるのか。これは過去の哲学者たちの永遠のネタ。「美学」なぞという学問まである美の解釈。 生まれつきのア・プリオリと言っ…

理解するということ

正解を知ることと理解することは全く別物。至極当然の事ながらわかったつもりでいることが多い。 物事の上辺だけを見ていてはなかなかその本質を知るに至らない。 「二人いる、一人は濡れぬ時雨かな」 禅の公案。何故一人だけ濡れないのか、ヒントは「一人」…

何故万歳?

職を失うのに何故万歳と拍手なのだろう。 衆議院解散ということは議員という職を失するわけで選挙で当選しないとその職には就けないということ。そんなことは至極当たり前のことなのだが議長が解散を宣言すると万歳と拍手が上がる。いつ見ても不思議な光景・…

読書論

何故、本を読むのか。 4年前、大学に入ってからとにかく読んだ。これまで生きてきた中で一番読んだだろう。建築、美術、哲学etc・・・そういえば仏教など宗教やビジネス書、雑食のごとく読んだ。 とにかく誰かの考え方や思考を読むことで自分の思考も鍛…

常識論

五反田の予備校に通う電車の中、大きな声を出して走り回る小さな子供。あまりにうるさいので「静かにさせろ!」と親に向かって怒鳴ってしまった。その親子が電車を降りるとき、私に向かって「すみませんでした・・・」と謝って降りていった。あの電車に乗っ…

客観論

自分にとって何が大切なのか、必要なのかそして重要なのか。プライオリティはその時自分の置れている状況や周りの状況、様々な要因が絡み合い、更に刻々と変化していく。 数年前、仕事に追われているときはその仕事が終わればそれなりの達成感を得ることが出…

浸入論

マシュー・バーニーのアートを美術手帳で見た。「拘束のドローイング」と銘打たれたアート。これは写真より実物を見てみたい。ビョークの角隠しも不思議な感覚。最初は拒絶反応、徐々に心にめり込んでくる。そう、ダムにヒビが入って最後に決壊してしまうよ…

交渉論

どうもメールでのやりとりには限界を感じてしまう。電話での交渉もあまり好きではない。仕事では都内近郊なら出来るだけ会って話をすることにしてきた。顔を会わせ、目を見て話をしないと落ち着かないし話も進まないと感じてしまう。 顔を見て話すならテレビ…

話題になったのがついこの間、やっぱり出版されてました風太君の写真集。早いこともさることながらホントに出版しちゃうのもスゴイと思う。見たところ2冊は出版されてる。もう一冊の方はamazonでのおすすめ度が星5つ・・・みんな癒されたいのでしょう。す…

感情論というより勘定論

メリットがあるとか無いとか。自分にとってプラスになるとかならないとか。損得勘定などなど。 誰でも何かしらするときには考えることだろう。人との付きあいにおいても。 ただ、それがあからさまに見えてしまったとき、わかっていても寂しさを感じてしまう…

時の流れ

今日から文月、2005年も後半戦に突入し半分終わってしまった。月日の経つのは早い。年々加速度を増している。 直前に迫った2級建築士学科試験。二日後に本番を迎えるわけだがこれも気がつくと過ぎ去った思い出になっているのだろう。時の流れ、時間、考…

印象論

第一印象が・・・とよく言う。始めて会う人に対して何の予備知識もないとき、第一印象がその人のイメージを左右する。 今日、久々に眼科に行くといつも診てくれる医者とは違って始めての医者だった。またその医者の若いこと。ちゃんと医師免許を持っているの…

水の街

通勤にモノレールを使っている。昭和島という駅まで歩いて15分程度。早めに家を出て運河沿いを遠回りに歩いて駅に向かう。浜松町までの12分間、水の上を滑るように走っていくモノレール。運河の上に作られているから当たり前なのだがつくづく水の街だと…