客観論

自分にとって何が大切なのか、必要なのかそして重要なのか。プライオリティはその時自分の置れている状況や周りの状況、様々な要因が絡み合い、更に刻々と変化していく。
数年前、仕事に追われているときはその仕事が終わればそれなりの達成感を得ることが出来ていた。何となく満足していた。
4年前、大学で建築を学び始めてからは知らないことの多さを知り、知ることの楽しさを知ることが出来た。新しい達成感の会得があった。
昨年の一年間、テレビの世界を離れ視聴者としてテレビを見て気づいた点も多い。そしてテレビの世界に戻った今、昨年ドップリ浸かっていた建築の世界を客観的に見始めている。
その道に精通した専門家と言いながら井の中の蛙的な思考に気づかない人々。今こそ専門家も自分の世界を客観的に見る必要があるのではないだろうか。
一つ感じているのは「良い企画」だけでは仕事にならないと言うこと。資本主義の社会で仕事をすると言うことの意味。これとどう折り合いを付けるか。
当たり前と言えば当たり前のこと。しかし、そんな当たり前のことが出来ていない世の中。
今、そんなことを考え始めている・・・