読書論

何故、本を読むのか。
4年前、大学に入ってからとにかく読んだ。これまで生きてきた中で一番読んだだろう。建築、美術、哲学etc・・・そういえば仏教など宗教やビジネス書、雑食のごとく読んだ。
とにかく誰かの考え方や思考を読むことで自分の思考も鍛えられる気がした。
ただ読むだけ、読むのが精一杯でもとにかく目を通す。すると頭の引き出しの片隅には残っていたりする。
次のレベルでは読んでいると何かしら自分なりの思いや考えが過ぎり始める。
読みながらツッコミが入れられるようになればかなり消化できたのだろう。
本を読み漁ることで自分の中にネタを仕込む感じだろうか。いろいろな人の考えを知ることで自分の考えを鍛える。所詮一人で考えたことはたかが知れているだろうから。
本を読んで納得するだけでなく、いかに自分の血肉にするか。自分の考えを固執せずにいかに発展させるか。
それこそがアタマを柔らかくする秘訣かもしれない・・・
フランス系の思想家を読みながらそんなことを考えていた。
近々、「知覚の現象学」ももう一度攻略したい・・・