読む

おさらいを・・・

今年は修士論文を完成させねばならない。ホントならすでに書き終えているはず。結局昨年は単位を取ることで精一杯。3年目に論文を書くことにした。 とはいえまだ下準備も済んでいない。基礎的なところを押さえるため現象学などについて再度お復習いを。今日…

また一冊・・・

フッサールの「経験と判断」が届いた。フッサールの死後、弟子によって編集・出版された本。フッサール哲学思想の最終到達点とも言われる本。 絶版になっていたが古本で見つけたので早速購入。1989年の7版、当時の定価は4000円。それを3000円+送料…

『空間と人間 文明と生活のそこにあるもの』中埜肇著・・・

中埜肇というヘーゲル研究者が書いた哲学的エッセー。 「『なじんでいる』(bekannt)ことが『よくわかっている』(erkannt)わけではない」 このヘーゲルの言葉を引き合いに手垢がつくほど使われている言葉なのによくわかっていない『空間』について書いている…

一期一会だから・・・

神田の古本屋街に行ってみると古本祭りの真っ最中。古書店の前の通りにワゴンに入った古本が並んでいる。 たまたま覗いたワゴンにあった岩波新書に目が留まる。 『集落への旅』原広司著と『実存主義』松浪信三郎著の二冊。どちらも興味のある話でそれも新書…

『デカルト的省察』フッサール・・・

夏期集中講義も無事終了。途中1日だけ半分以上仕事で欠席。なんとか最終日は出席出来た。後は一週間後締め切りのレポートを書くだけ。原稿用紙5枚から10枚ということなので週末で書くことに。 集中講義の先生と飲んだ席で現象学は手段だと言う話があった…

『待機晩成』笹野高史・・・

タイトルに引かれて読んでみた。本来なら「大器晩成」、それを「待機」としたところが面白い。読んでみてそんな生き方も面白い。「待機晩成」、なるほど・・・待機晩成 日本一の脇役が語る人生の美学作者: 笹野高史出版社/メーカー: ぴあ発売日: 2008/06/18…

研究用として・・・

本屋の平積みに気になる本を発見。『建築論事典』というこの本、それぞれの項目に対してかなり長い解説がされている。現象学や存在論なんて項目も。研究用としては持っていても良さそうな本。帰ってamazonで調べるともう一冊興味のある本を見つける。 『哲学…

「もう、不満は言わない」とは思っても・・・

グチっぽい方だ。自分でもそう思う。不満も口にする。平積みでこのタイトルを目にした時、思わず手に取ってしまった。 不満やグチを言わないことでポジティブに生きようということ。これなら自分が気をつければ出来ること。これで少しでも良い方向に人生が変…

敵は睡魔・・・

再来週の週末に発表しなければならない。論文の内容について。だから読まねばならない本を今、大急ぎで読んでいる。スラスラ読める内容ではないだけに時間がかかる。じっくり読んでいると襲ってくるのが睡魔。数頁読んだところで襲われることもあれば数行で…

『能率手帳の流儀』で気楽に手帳を・・・

手帳の使い方にはいろいろ迷ってきた。何を書くか。どのように書くか。綺麗に使おうとか気取りがあってなかなか上手く使えない。 図書館で見つけた『能率手帳の流儀』は能率手帳を作ってる会社の社長が書いた手帳体験談。これまでいろいろな手帳本を読んでき…

どれから・・・

予習に研究、とにかく読む本が山積み。それも速読も出来ないような本ばかり。よくあるビジネス書なら2〜3時間で読めてしまうが哲学書は1頁にかなりの時間がかかってしまう。早く読んでも何も残らずそれも時間の無駄。ましてノートをとりながらなんて事に…

「景観哲学をめざしてー場所にすむ・場所を見る・場所へ旅するー」角田幸彦著

教授からハイデガーが「建てること、住むこと、思惟すること」という講演が参考になると聞いた。その翻訳は出版されていないが概要が載っている本を教えてもらった。 角田幸彦氏はギリシア哲学の研究者。景観というキーワードから人を考える哲学を展開する。…

悩み多きフッサール・・・

現象学を研究テーマに据えているため創始者であるフッサールを読むように指導教授から指示を受けている。まず読んだのは「現象学の理念」。講義をまとめたもので位置づけは入門書。しかし難解。竹田青嗣や西研などの解説書を読んだ後、今は「イデーン」を読…

「哲学的思考-フッサール現象学の核心」西研著

現象学、教授からも難しい所を選びましたねなどと言われている。まず読めと言われたフッサール、本人の著書で挫折したため解説書から読み始めている。 今回は竹田青嗣の「現象学入門」、谷徹の「これが現象学だ」に続いて西研の「哲学的思考-フッサール現象…

「西洋近世哲學史稿 上・下」九鬼周造著

後期から始まった哲学基礎研究2では近代の哲学史を扱っている。初心者向けの講座で自分のような他学部出身には有り難い授業。だからゼミ形式ではなく大学院の授業には珍しく講義形式。この授業で講師から紹介された哲学史の本が九鬼周造の「西洋近世哲學史…

価値感・・・

古本を探すことが多くなった。ネットで探すほかにも神保町、東大前そして早稲田など古書店を巡ると面白い掘り出し物に出会うことがある。1980年に弘文堂から出版された「講座・現象学」は4巻ものでこれまで見た神保町などでは一冊4千円前後だった。第1巻…

「ロボットの心―7つの哲学物語」柴田 正良 著

明後日から集中講義が始まる。講義のテーマは「心的因果と心の哲学」。参考図書に挙げてあったのこの著作、担当講師の著作なので読み始める。 タイトルの通りロボットは心を持てるか否かの思考実験。なかなか面白い。自分一人でここまで考えるには至らないも…

まだまだ腑抜け・・・

どうも合宿から帰ってやる気になれない。ホントならこの夏休み中にドイツ語と基本的な文献を読んでおこうと思っていた。しかし全く進まない。合宿から帰ってもう一週間になるというのに全く進んでいない。 せめて明日からまた・・・

「使える現象学」 レスター・エンブリー著

現象学、何度もぶつかりはじき返されてきた。それを研究テーマとしてしまったからまたぶつかっている。そして相変わらずはじき返される繰り返し。そんな今の自分にビンゴなタイトルを書店で発見。 本書は、学んで覚える現象学への入門書ではなく、「現象学を…

「ライトの建築論」

来週末に発表予定のレポートを書くため今日は大学図書館と神保町の古書店街を巡る。 テーマの一つは現象学、だから大学図書館では現象学関係の文献を数冊借りる。 そしてもう一つのテーマである建築論、これは古書店街で。建築論と言ってもまだ範囲は広い。…

「知的生産の技術」梅棹忠夫著

久々に「目から鱗」を地でいく本に出会う。書いてあることは今では当たり前のこと。でも出来てない、そして改めて気づくことも多い。 情報を如何に取り出し整理して活用するか。ノウハウ本ではないと著者は言うが十分ノウハウしてるし試したくなる。それも実…

「だれにでも「いい顔」をしてしまう人 嫌われたくない症候群」加藤諦三著

平積みで目にとまり読んでみた。 嫌われるのが恐くて言いたいことも言えないようではダメ、自分が譲ってばかりいては相手の思うツボ。だから言いたいことは言いなさい、嫌われても思ったほど困ることは無いという内容。 最初は嫌われたくない症候群の症状解…

「爆発するソーシャルメディア セカンドライフからモバゲータウンまでグーグルを超えるウェブの新潮流」

なかなかスゴイというウワサの「SECOND LIFE」。近々日本語版も出るらしい。バーチャル空間と現実空間の境界が曖昧になっているよう。 今、Webの世界で何が起こっているのか。「ザ・サーチ」を読んでGoogleをスゴイと思ったのはもう1年以上前になる。時代の…

専門書その後・・・

なかなか平日は進まない。通勤時間はモノレールが12分に大江戸線が6分、この時間で進むのは数ページ。帰宅後もなかなか進まない。切羽詰まらないとやらない性分が邪魔をする。だから土日になるべく時間をとって読み進める。 今のところ予定の半分以下。後…

翻訳だから・・・

今日は一日読書の日。 先週のデカルトに続き今週はカント。「純粋理性批判」はかなり手強い。これまで何度も挫折している。 この本は何種類も翻訳が出ているが読んでいるのは篠田英雄訳の岩波文庫版。何と言っても安いのが良い。そして原佑訳の平凡社ライブ…

専門書漬け・・・

4月までにと専門書を読み漁っている。先週までにデカルトの「方法序説」から「省察」「哲学原理」まで読み、今週はカントの「純粋理性批判」に取りかかっている。この先ヘーゲル、フッサールと進む予定。 今日は会社帰りに神保町にて古書探索。見つけたのは…

基礎体力・・・

4月に向けて基礎体力作り。と言ってもアタマの基礎体力。だからトレーニングは専ら読書。 理解しやすいところからと最初に選んだのはルネ・デカルト。「方法序説」は3年くらい前に買って本棚の飾りとなっていた。 当時、学術論文はラテン語で書かれていた…

一期一会

どうも本屋で気になった本を買ってしまう。すぐに読むわけでもないのだが買ってしまう。 古書店では特にその傾向が強い。二度と出会えないような気がするから。実際、次に行った時にはなかったりすると買っておけばと言う後悔とともに残念極まりない。新刊で…

基礎体力を・・・

研究テーマの現象学、それも応用的な内容を扱うため面接では基礎的な文献を読む必要を指示された。 プラトンやアリストテレス、デカルトにカント、ヘーゲル、フッサール、そしてハイデガーなど読みかけたことはあるがいつも途中、それもかなり早い段階で挫折…

掘り出し物

今日は神保町の古本屋街を歩く。店頭のワゴンを見ていると意外な掘り出し物に出会うことがある。今日の収穫は「ダリとの対話」。ワゴンで300円。ゆっくり読んでみよう・・・