基礎体力・・・

4月に向けて基礎体力作り。と言ってもアタマの基礎体力。だからトレーニングは専ら読書。
理解しやすいところからと最初に選んだのはルネ・デカルト。「方法序説」は3年くらい前に買って本棚の飾りとなっていた。
当時、学術論文はラテン語で書かれていた時代に一般向けにフランス語で書かれた書。今で言う「はじめての哲学」みたいな位置付けだったのだろう。だから読みやすいし理解しやすい。だからといって侮れない。文庫本でもたかだか100ページ足らずなのに解説した本は幾つも出版されている。この短い文章からそれ程までに読みとれることが多いということだろう。
この手の書物に対して理解力が乏しい自分は原書を読んだ後に解説書を読み理解の手助けにする。
そんな流れで「省察」「哲学原理」まで読み通した。どれも「我思う故に我あり」の上に成り立っているから何度も同じ話が出てくる。
哲学初学者には「哲学原理」での本の読み方が参考になる。

最初は小説を読むように全体に目を通し内容を知る。そして興味が湧いたら解らないところに線を引きながら二度目を読む。そして三度目を読むと線を引いたところが理解できるだろう。

三度で理解できるかどうかは解らない。でもそんなに時間もかけられない・・・