「知的生産の技術」梅棹忠夫著

久々に「目から鱗」を地でいく本に出会う。書いてあることは今では当たり前のこと。でも出来てない、そして改めて気づくことも多い。
情報を如何に取り出し整理して活用するか。ノウハウ本ではないと著者は言うが十分ノウハウしてるし試したくなる。それも実際に。
この本が書かれたのは今から38年前の1969年。今年の2月で77刷を数えるほどのベストセラー。コンピューターも今のように普及せずワープロもない。そんな時代にデータベース的な情報整理術である情報カードを推奨している。これが後の京大式カードとなるらしい。
やはりメモを取ることの重要性。そのメモを如何に活かすか。メモを取る事がなにより苦手。だからいろいろな道具を使ったりしてきた。手帳もその一つ。この情報カード、論文の書き方などでよく目にする方法。でも続けた試しがない。今回は実際に修士論文という目標がある。そのために材料を蓄えて行かねばならない。とにかく書き続けてみようか・・・

知的生産の技術 (岩波新書)

知的生産の技術 (岩波新書)