「記憶の形象―都市と建築との間で」槇文彦著

仕事で読む必要があった。それにしても600ページは読み応えあり。文章はエッセイに近いものが多く読みやすい。印象は熱く語るというより淡々と建築を語っている感じ。
建築をその集合体としての都市から逆に建築を捉えているように感じる。所々に出てくる日本的な「みち」「奥」などの概念、これらは建築を海外で学んだことで日本を客観的に捉えているよう。
都市としての具現作品として代官山ヒルサイドテラス。そこに鏤められた思考の数々。それを探しながら代官山を歩くのも面白そう・・・

記憶の形象―都市と建築との間で

記憶の形象―都市と建築との間で