Lesson-4 抽象法と道徳そして人格と主体・・・

道徳の立場は、意志がたんに即時的に無限であるばかりでなく対自的に無限であるかぎりにおける、意志の立場である。
Der moralische Standpunkt ist der Standpunkt des Willens, insogern er nicht bloß an sich, sondern für sich unendlich ist.

今日はヘーゲル「法の哲学」を読む日。
人格は所有権という権利を担い主体は内面から道徳を対象とし反省的に吟味する。最初読んだ時は「即自」「無限」などの単語にアタマの中が???で一杯になる。
何度か読み今日の話を聞く中で理解したのは人格は人が外から法として影響を受けることで、主体は内面から外に向かう道徳心ということ。ってことは「人格」というのは外から見たその人自身で「主体」はその人の内面的なモノということか。そして道徳があった上で法があるのか法に沿って道徳があるのかと言う疑問が。さながらニワトリとタマゴ。教授からはルールからマナーかマナーからルールかという話に繋がると。社会はルールの上でマナーが人々に芽生え、社会が成熟するに従いマナーが徹底されルールは減っていく。これについてはナルホド納得。腑に落ちる感覚は何ともイイ感じ・・・

法の哲学〈1〉 (中公クラシックス)

法の哲学〈1〉 (中公クラシックス)