明日の神話・岡本太郎

yso-muko2006-07-29

絵を描きに銀座へ。エレベーターを降りると受付の前のテーブルまで溢れて絵を描いている。部屋を見ると所狭しと人人人・・・。スタッフから「今日の分は来月に振り替えますよ」と言われ今日は退散。
帰り道、岡本太郎明日の神話」を見に汐留へ。間近で見るためちょっと並んでステージに。目の前に広がった大きな壁画。
  
ちょうど大阪万博の「太陽の塔」と同じ時期に制作されたものらしい。メキシコでバラバラに壊れていたものを修復したそうな。絵の具も剥げていたと言うことなのでここまでにするのは大変だったことだろう。
                   
しかし、大きさには圧倒されるものの何か物足りない。岡本太郎が「今日の芸術」で語っていた「いやったらしさ」が感じられない。なんかキレイにまとまってる感じ。東京近代美術館の常設展にある岡本太郎の絵はその空間の中で「いやったらしく」光っていた。滲み出すような存在感を醸し出して光っていた。だが、この壁画にはそれがない。修復が上手すぎたのか。キレイになおしすぎてしまったのだろうか。それとも岡本太郎でさえ今や当たり前になってしまったのか・・・