Lesson-5 建築術・・・

カントは哲学の体系化を試みたという話。その話の中で今日は建築術が話題に上がった。バラバラのパーツをただ寄せ集めるだけではなく何らかの体系に沿って纏めると言うこと。これが建築術に喩えられている。
建築術というと言葉には二つの意味があり一つは技術的な側面から見たものと制作的側面、事典には棟梁的という書き方がされているがそんな側面。喩えてみれば前者はゼネコン的で後者は建築家的とでも言えるだろうか。体系化するにおいて何らかのコンセプトに沿ってまとめ上げると考えれば建築物を設計することに喩えてもおかしくはない、いや同じといっても良いだろう。読み解くことでそんな繋がりが見えてくると哲学が面白くなってくる・・・