見えない蔵書は日本一

yso-muko2007-01-10

久々に行った国会図書館。前に来たのはまだADの頃、資料探しに。あれからもう二十年近く経っている。足を踏み入れるとタッチパネルで入館登録、するとナンバー入りのカードが発行される。すごい様変わり。
中にはいるとずらっと並んだコンピューター。ここの図書館は全て閉架式でコンピューターから検索した資料の申し込みを行う。出庫されると貸し出しカウンター前のディスプレイにナンバーが表示され受け取ることが出来る。ナンバーが表示するまでカウンター前のベンチで待つのだが何か病院の待合いみたい。待つこと十数分でナンバーが表示され目当ての本を手に入れる。読み終え次を検索してまたしばらく待つ。この待ち時間が勿体ない気もする。
それにしても閉架式の図書館は面白くない。コンピューターの検索は目当てのものにすぐたどり着くことがでて便利って言えば便利だが広がりがない。開架式だと探す途中で違う本に目が留まり新たな発見をすることが多々ある。
同じように新聞記事の検索も便利になった分面白味が減ったひとつ。その昔は縮刷版と呼ばれる分厚い本を捲って記事を探していた。すると目当ての記事に辿り着く過程で面白い記事を見つけたりしたものだった。時間はかかるけどそれは結構楽しい作業だった覚えがある。そんなムダとも言える作業の中に新しい発見があったのかも知れない。
国会図書館の蔵書は図書・雑誌などあわせておよそ200万冊。それだけの書庫を巡れたらどれだけ楽しいことだろう・・・