「ソフィーの世界―哲学者からの不思議な手紙」ヨースタイン・ゴルデル著

近所のブックオフで105円の棚で見つけた一冊。
この本を読んだのは数年前。図書館で借りて一気に読み通した覚えがある。
「ワタシは誰?」という存在論をテーマにした物語。ソクラテスからデカルト、カントなど駆け足で哲学史を辿っていく。物語としては哲学に興味を持てるかどうかで好みは分かれるだろう。ワタシ的には一晩で読み切っただけになかなか楽しく読めた。最後のオチ以外は。ハッキリ言ってオチは弱い。著者は高校の哲学の先生だそうで子供に哲学への興味を持たせるために書いたのだろう。だから哲学の入門というより興味を持つキッカケになればという本。興味を持ったら入門書なり専門書に行けばいい。
映画化もされているがこの内容を2時間そこそこで表現するには思いっきり駆け足で最後のオチも小説以上に酷かった。
この本には解説本も何冊か出ている。自分もこの本で哲学に興味を持った一人であることには違いない。そんな本を今日は手に入れた・・・

ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙

ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙