衝撃的な・・・

yso-muko2006-09-21

思わぬところで思わぬ掘り出し物に出会ったとき、出合い頭の交通事故みたいな衝撃がある。
今日、神田の古本屋街を歩いていてたまたま入った一件の店。美術書の専門店らしいがあまり興味をひく本がない。奥に進んで棚を見ていくと一冊の本が目にとまった。
「自然から抽象へ=モンドリアン論集」
見た瞬間に背中に衝撃がはしり思わず手に取る。箱入りのハードカバーを開いてパラパラ捲るが書き込みなどは無い。気になる値段は3000円。30年ほど前の本で当時の値段が3800円だからかなり高価な本だったろう。本を持つ手に思わず力が入る。
モンドリアンの絵画は最初よくわからなかった。今でもわかるかと言えばわからない。でも好きな作家にはなった。そのキッカケは木の連作を見てから。だんだん単純化して最後は線だけになっていく様子がよくわかる。へぇ〜と思った最初の抽象画。
この本のタイトルも何処かで見て知ってはいた。もしかしたら何かしら得るものがあるんじゃないかと読んでみたかった本。ちょうど描くことに悩み気味の今日この頃、ナイスタイミングの出会いだった。
そしてもう一つ面白いのは古書店の包み紙。よく見ると古地図で松平備中守とか稲葉長門守などと書かれている。たぶん江戸時代の神保町界隈の地図だろう。こんな包み紙もイイ感じ。
後は読んでみてから・・・