衝動買い・・・

会社帰りは本屋に寄る。それが日課。今日もいつものように本屋をウロウロしていると「書物復権」というタイトルの平積みを見つける。哲学、社会学系の書籍が復刊されていた。その中を見ていると目に飛び込んできたのが「異説・近代藝術論」。著者はあのサルヴァドール・ダリで訳者は瀧口修造紀伊國屋書店からの復刊で装丁は新しくされたものらしい。ブルー地にトレードマークの髭があしらわれた装丁はなかなか。ダリ好きのワタシは迷うことなく手に取りレジへ直行。帰りの電車で読むもぶっ飛んだ文章にワクワクする。訳わからない文章だが気分は伝わる。ダリが書いた事を知ってるからそう思うのだろう。もし著者を知らなかったらどう感じたかわからない。でも理屈で書かれた文章よりも読んでて楽しい。コルビュジェをマゾヒスティックで新教徒的な建築家といい自己懲罰的な建築の発明者と言い切るあたりは何ともイイ感じ・・・

異説・近代藝術論

異説・近代藝術論