「建築の可能性、山本理顕的想像力」山本 理顕 著

図書館の新刊棚で見つけ読んでみる。以前は闇雲に買いまくっていたが最近は買う前に図書館で品定めすることが多い。よっぽど手元に置いておきたいと思える本か図書館に入らない本は買うようにしている。それか予約が一杯でいつ読めるかわからないような新書。それくらい買えよって言いたくなるが目安は1000円か。結局その時の気分が一番大きなファクターか。
この本、建築家がこれまで書きためた文章をまとめて出版した類。自身で設計した集合住宅や大学についての話から建築についての思いを語っている。一言で言えばあまり新しい発見はなく、今まで何処かで聞いた話の集大成。
最後に磯崎新宮台真司との対談の話があるがこれは以前読んだ「徹底討論 私たちが住みたい都市 身体・プライバシー・住宅・国家 工学院大学連続シンポジウム全記録」からの話題。今回の文章では社会学者の言葉に建築家として住む人の存在を改めて気づかされたとある。っていうか気づけよ!今さら何言ってるの???。そんなこと偉そうに言われてもねぇ。普通なら恥ずかしいことでしょうに。前から書いている建築家の世界の閉塞性を改めて感じてしまう。。建築原理主義というか空間原理主義が蔓延ってる感じ。そんなこと言いながらも建築本読んでるワタシ・・・

建築の可能性、山本理顕的想像力

建築の可能性、山本理顕的想像力