プーシキン美術館展:東京都美術館

yso-muko2005-12-06

会社を早めに出て上野へ。色づく木々の中を通り抜け目指すは東京都美術館プーシキン美術館展を見に。前回は東京国立博物館北斎展が激混みだったのでどうかと思ったが予想外に空いていたのでじっくりと。
モネの「白い睡蓮」、対面にあるソファーに座りしばらく見つめる。ボヤーっと見ていると浮き上がってくるよう。印象派の、モネの色遣いがそう見せるのだろう。
ゴッホの「刑務所の中庭」は暗いイメージの絵画なのに絵の具の鮮やかさとタッチの強さに惹かれる。囚人たちがこちらに迫ってくるよう。
気に入ったのはウジェーヌ・カリエールの「母の接吻」。何とも言えぬ幻想的なイメージ。一歩間違えると幽霊みたいだが。
ピカソの「女王イザボー」はキュビズム初期の代表作。美しさに輝いていた印象。悪女っぽい感じがとっても良い。
キュビズムについてブラックとピカソを比べるとどうしてもピカソの方がエッジが鋭く感じる。個人的な印象。
今回のウリ、マティスの「金魚」をじっくりと。勉強不足か自分のセンスの無さかその良さがわからず。マティスはわからん・・・