仕事と報酬

  • 人は何故働くのか。まず、第一に生きるためである。そして生きていることを充実させるためである。
  • ただ生きるためだけであれば仕事にこだわりを持つ必要は無いだろう。生きていることに意味を持たせたいが故、仕事を選ぶのだと思う。
  • 本当にやりたいことは何なのか、そしてそれを一度しかない人生の中でどれだけできるのか。不惑を迎えた私が昨年会社を退職する際に考えたことだ。
  • いくらやりたいことがあり夢を追いかけてもそれがビジネスとして成立しない限り収入は得られない。と言うことは生きていけないと言うことだ。
  • 山にこもり、自給自足の仙人のような生活でもしない限り生活費という現実の金銭は否応なしに必要となる。いや自給自足でもある程度は必要であろう。もしくはホームレスか・・・
  • 仕事をしたならばその報酬を受けることはこの資本主義の世界では当然のことである。改めて言うまでもない。
  • 儲けを度外視してでもやる仕事、そういうことも無いことはない。心意気や浪花節の世界で。次につなげるためなど理由はあるだろう。だが、やりたいことが出来たからそれでよいと言うのは健全なことなのだろうか。
  • どうも設計やデザインというソフト面に対して報酬を出すという考えが希薄のように感じられる。しかし、製品化されたデザイン家具などは高価な値段で取引がされている。ローコストハウスに高価なデザイン家具という矛盾。
  • ANB系列で放送されているリフォーム番組の最後にでる予算収支では、ギリギリで予算内に納まっているがデザイン料含まずという表記が気になる。なぜ、デザイン料が予算に含まれないのか。詳しい話は聞いていないが。
  • 設計料という規定はあるにしろ、どうも曖昧な感が否めない。好きだからで済ましてはいけない問題だと常々思う。というこれも理想論だろうか・・・
  • だからといって理想やポリシーもなく荒稼ぎすることが良いと言うことではない。好きなことで出来るにこしたことはないが・・・少々極論めいてしまったか。