NHK教育・デジスタ

    • 深夜、デジスタアウォード2004の入選作を見た。全て見たわけではないのだが、どうも孤独感というか他者との距離感をモチーフにした作品が多いように思う。審査員は哲学的と表現していたが私は好きになれない。そんな中でも地下鉄のホームに降りたサラリーマンが突然乱闘を始めるクレイアニメ、「ホーム」は面白い。人の心に潜む抑圧された凶暴性を面白可笑しく表現しているからだろう。何事もなかったかのように去っていくラストが現実に引き戻す。この作品はエンターテイメント性と見た後の爽快感がうれしい。
    • インタラクティブ部門の「空間新素材」には驚いた。映像を立体的に映し出していた。仕掛けは単純なのだがハードとソフトが融合してスゴイものにしている。行き交う人々に乱れ飛ぶ文字や数字が前後上下に動き回っていた。使い方に可能性を感じるし、使ってみたい作品であった。